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 シリアル通信 のページ
TeraTermを用いた通信例

  TeraTermを使ってWCU-C13USBと通信を行います。
  (WCU-C13uも同様に操作できますが、少しコマンドが違うところがあります)

  ※シリアル通信は基本的に1対1の通信となります。
   TeraTermが接続されている場合は、他のアプリ(Node-REDなど)は多重に接続できません。

1) TeraTermの起動
  WCU-C13USBを接続後、TeraTermを起動してCOMポート番号や他の設定項目が合っていることを確かめます。

   COMポート番号  接続先に合わせて設定
   スピード  115200
   データ  8bit
   パリティ  none
   ストップビット  1bit
   フロー制御  none
     
   改行コード 受信  AUTOCR+LF
   改行コード 送信  CR+LF


2) コマンド操作

  とりあえずEnterのみ押してみます。



  このようにコマンド以外を入力するとcmdNGと出力されます。
  もし出力されなければ、ポート番号や通信設定が違っている可能性があります。

  ?Enterと入力すると、コマンド一覧が表示されます。



  例えば、SGIはグループIDのセット、RGIはグループIDのリードになります。
  詳細は説明書をご覧ください。

  現在の設定値を一覧表示するのは、RIFなので、これを打ち込むと下のように表示されます。
  (コマンドは小文字でもOK)



  自分のIDがFFFFhになっていますが、これを変更するにはSMIを使います。
  SMI0002 EnterでIDが0002hに変わります。




3) データ受信

  例えばWCU-C13uからデータを受信した場合、次のような表示例となります。



  2回続けて受信した場合です。
  グループID1310、ID0005からID0001への通信になります。(全てHEX値)
  内容は、M0なのでデジタルとアナログのミックスです。
  0E→0Fのところがデジタル入力ポートの変化したところです。

  右横の0003〜0B29や064D〜0B29は、アナログ電圧を示しています。
  アナログ電圧は、入力ポート4ch+電源電圧(0B29h)の5chになります。
  A/Dは12bit、リファレンスは4.3Vなので電源電圧は、
  4.3×2857(0B29h)/4095=3.00V となります。

  最後のDB、DAは受信レベルです。符号付き8bitなので、-36dBmとなります。
  dBmは受信レベルの単位で、0dBm方向は高レベル、マイナスになるとレベルが低くなります。
  -30台だとかなり近場です。遠くになると-90や-100以下にもなります。
  通信の安定度を示す目安となります。

4) データ送信

  WCU-C13USBのデータ送信コマンドは6種類あります。(WCU-C13uは5種類)

   コマンド  使用例   内 容
   TXD  TXD0001AABBCC  ID:0001 に AABBCC (hex値文字)を送信
   TXE  TXEAABBCC  SDIで宛先設定したIDに AABBCC (hex値文字)を送信
   TXC  TXC0001k2-denshi  ID:0001 に k2-denshi (テキスト)を送信
   TXS  TXSk2-denshi  SDIで宛先設定したIDに k2-denshi (テキスト)を送信
   TXI  TXI0001FF  ID:0001 に FF (ポート出力)を送信 WCU-C13u用
   TXO  TXO00010011  ID:0001 に 0011 (接点出力)を送信 WSU-012用
  (TXOはWCU-C13USBのみ)


  以上のようにTeraTermを使用して送受信が行えます。

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