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外観 |
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CC2510は、コアに8051互換のMCUを搭載しています。フラッシュROMを搭載していますので、単体でポート制御・無線通信を行うことが可能です。
12bitのA/D変換機を8チャネル(切り替え)搭載しており、内部リファレンス1.25V及び外部リファレンス(maxVddV)に対してA/D変換が可能です。電源電圧用と内部温度測定用にそれぞれ用意されているので、電源電圧低下や温度も測定することができます。 I/Oは、21本持っています。そのうち8本はA/Dと共用になります。また2本はプログラミング・デバッグと共用です。 USARTが2本、I2Sなど周辺とのインターフェースも豊富です。
無線部は、2.4GHz帯のISM周波数帯を使用しています。チップ内部にパワーアンプ、受信アンプ、送受信の切替が入っており、完全なトランシーバーを形成しています。従って、少しの外付け部品により高機能な無線ユニットを構成することが可能です。周波数が高いため、小型のアンテナで通信することができます。通信速度などの設定で見通し20〜100m程度の通信が可能です。(周囲の状況により変わります)通信速度を遅くすると受信感度を上げることができ、通信距離も長くなる傾向です。
通信のプロトコルは独自のもので、レジスタの設定によりパラメータの変更が可能です。通信速度や変調方式など細かな設定ができるようになっていますので、用途に応じた使い分けが可能です。転送先アドレスやCRCを付加することも可能です。
その他、PWM出力やDMA、乱数発生器、暗号化コプロセッサもあり、小さいながら非常に多機能なマイコンとなっています。 |
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回路図・概要 |
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CC2510を搭載した基板です。汎用性と小型化を狙い、コネクタは標準ピッチ(2.54mm)のヘッダを使用しています。またアンテナまで実装していますので、この基板だけで即通信可能な状態となっています。電源ICは非実装となっていますので、外部との接続に合わせて電源電圧を選択してください。(2〜3.6V)
プログラムの書き込みは、専用マザーボードをご使用ください。
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基板寸法 |
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基板上部は、パターンアンテナとなっていますので、周囲に金属物を近づけないように設置してください。 |
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