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 技術情報 WCU−241SD 小型無線ユニット シリアル制御ソフト実装品
外観・概要



WCU-241SDは、WCU-241にプログラムを実装した8ポートシリアル制御通信ボードです。プログラミング済みのため電源オンで即ご使用いただけます。WCU-241Dとの組み合わせでパソコンから遠隔デジタル入力・出力が可能となります。
  • 超小型 アンテナを含めて20x40mm
  • 送信・受信の切替が可能
  • 8ポートのデジタル信号(ON/OFF)の送受信が可能
  • チャネル切替で4台同時使用が可能
  • 送信時の出力は1mW固定

設定

項 目 使用ポート 設定値
シリアル通信
ボーレート切替
P0.5・P0.4  P0.5 P0.4  ボーレート
  Hi  Hi   1200bps
  Hi  Lo   2400bps
  Lo  Hi   9600bps
  Lo  Lo  19200bps
 (電源投入時決定)
入出力ポート P0.1・P0.2  P0.1 シリアル通信 受信
 P0.2 シリアル通信 送信

※ シリアル通信時のレベル変換機能は付いておりません。RS-232Cを通して通信する場合はWCU-24Mマザーボードなどをご利用ください。
※ プログラムの上書きも可能で、通常のWCU-241としてもご使用いただけます。

シリアル通信について

項 目 仕 様
通信手順

通信速度    : P0.5 P0.4の設定値による
パリティー   : なし
データビット数 : 8
ストップビット : 1
その他制御   : なし


各コマンド シリアル送信データ 返信データ
送受信切換
 I(アスキー大文字) 受信モードに切換
 O(アスキー大文字) 送信モードに切換
 (切り替わり時のみ)
 (切り替わり時のみ)
チャネル切替
             ch 周波数
 K (アスキー大文字) 0 2405MHz
 L (アスキー大文字) 1 2415MHz
 M (アスキー大文字) 2 2425MHz
 N (アスキー大文字) 3 2435MHz




データ受信
  R (アスキー大文字)  電波なし:**
 電波有り:00〜FF
データ送信
  00〜FFT (アスキー大文字)

項 目 操作手順
送信時  1) シリアル通信のボーレートを設定します。
 2) 送信モードにするため O を出力します。(初回)
 3) chを設定するため K〜N を出力します。(初回)
 4) 送信データ(00〜FF)を出力します。
 5) 送信のため続けて T を出力します。

 ※ 送信動作はTを出力する毎に行われます
 ※ 送信データが00〜FF以外であってもTの出力で何らかのデータが送信されます

 00〜FF
 WCU-241Dの各ポートに対応します P0.7〜P0.1、P1.1

 <例>
 受信側のWCU-241Dのポートを 00110100にしたい場合、
 34T をシリアル出力します
 (WCU-241Dは設定により出力反転も可能です)
受信時  1) シリアル通信のボーレートを設定します。
 2) 受信モードにするため I を出力します。(初回)
 3) chを設定するため K〜N を出力します。(初回)
 4) 受信のため R を出力します。
 5) 返信データとして 00〜FFが返ります。

 00〜FF
 WCU-241Dの各ポートに対応します P0.7〜P0.1、P1.1

 <例>
 受信データ 4E の場合
 送信側のWCU-241Dのポートは、 01001110 となっています

 受信データ ** の場合
 電波を受けていません

※ 電源投入時は、受信モードとなっています。

パソコン入出力参考回路図



ディップスイッチの1、2番によりボーレートの設定が行えます。レベル変換用のICはWCU-241SDから3.3V電源を供給していますので他にも3.3Vをご使用の際は電流容量にご注意ください。

WCU-241D、WCU-24Mを使用してのテスト

専用マザーボードWCU-24Mを使用すると簡単に通信実験が行えます。



シリアルワイヤレスコントロール
WCU-241SD



PCからのコマンドにより
送受信が可能














RS232C
ケーブル

















パソコン
WCU-241D 受信
WCU-241D 送信

ハイパーターミナルを使用した動作テスト

WindowsXPの場合、ハイパーターミナルを使用して簡単な通信テストが行えます。
準備 <WCU-24Mを使用する場合>
WCU-24Mを使用すると簡単にパソコンと接続ができます。マザーボード上のディップスイッチSW13と抵抗アレーRA2を実装するだけで、ボーレート切換がディップスイッチで容易に行えます。

WCU-241SDとパソコンをRS232Cストレートケーブルで接続します。マザーボード上のジャンパJP1・JP2はショートしておき、SW11をCOM側にします。後は、電源を接続すればOKです。


1) スタート>すべてのプログラム>アクセサリ>通信>ハイパーターミナル
   を選択します

2) 接続の設定画面に切り替わりますので、名前を適当に入れて、アイコンも選択します。

     


3) 使用するCOMポートを選択します。(COM2など)

     


4) ポートの設定画面となりますので、ボーレートをWCU-241SDに合わせてその他は下記のように設定します。

     


5) 以上でハイパーターミナルが起動します。
   試しにR(大文字)を入力するとこのように応答が返ります。**は電波を受信していないということです。

     


パソコン用ソフト

VB6を用いた簡単な制御ソフトのサンプルです。(MSCOMM使用)
MSCOMMを用いることでRS232Cの通信を容易にしています。
サンプルダウンロード

*ソフトの説明*

<パソコン>
通信中にするとRS232Cのデータ転送が可能となります。
<WCU-241>
送信・受信の切換ができます。
<送信テスト>
送信時、送信テストをするとデータをアップカウントしながら自動送信します。
<データ送信>
送信時、送信値に入力した値を送信します。(クリックで1回)
<受信値>
受信時、受信したデータを表示します。
<ch1〜ch4>
クリックしたチャネルに切り替わります。
<LED1〜LED8>
受信時、受信値に応じたポートのH/Lを色で表示します。

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