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外観 |
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nRF24E1は、コアに8051互換のMCUを搭載しています。プログラムは、電源投入時に外部のEEPROM25320から読込まれて、4kのRAMエリアに転送されます。転送後、プログラムの実行が始まります。余ったRAM領域は汎用のRAMとして使用することができます。(量産時マスク化は可能) 10bitのA/D変換機を8チャネル(切り替え)搭載しており、内部リファレンス1.22V及び外部リファレンス(max1.5V)に対してA/D変換が可能です。電源電圧用に別途1チャネル用意されているので、電源電圧低下も測定することができます。 I/Oは、8+3本持っています。そのうち4本はEEPROMと共用になります。 無線部は、2.4GHz帯のISM周波数帯を使用しています。チップ内部にパワーアンプ、受信アンプ、送受信の切替が入っており、完全なトランシーバーを形成しています。従って、少しの外付け部品により高機能な無線ユニットを構成することが可能です。周波数が高いため、小型のアンテナで通信することができます。 通信のプロトコルは独自のもので、アドレス及びCRCが付加されたデジタル信号となっています。消費電力を少なくするために通信速度を上げてバースト的に送信するショックバーストを採用、通信速度は1Mbpsと250kbpsの切替が可能で、受信の感度は250kbpsの方が高くなっています。 デュアルレシーブ機能という別々のチャネル(8MHzの間隔)を同時に受信する機能も有しており、多彩な使用方法ができるようになっています。(例えば、ワイヤレスキーボードとマウスなどの構成など) その他、PWM出力やシリアルポート入出力もあり、小さいながらマイコンとしての基本的な機能を兼ね備えています。 |
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回路図・概要 |
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nRF24E1を搭載した基板です。汎用性と小型化を狙い、コネクタは標準ピッチ(2.54mm)のヘッダを使用しています。また電源、アンテナまで実装していますので、この基板だけでも応用範囲の広い使い方が可能となっています。専用のマザーボードを使用しない場合は、ユニバーサル基板でベースボードを作り、パソコンとRS232Cケーブルで接続するとEEPROMにアクセスしてプログラムのリード・ライトができます。 |
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プログラム用回路 |
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パソコンと接続してEEPROMにプログラミングするための基本回路です。レベル変換用のICとトランジスタ1個で構成することができます。パソコン側のRS232C接続は、必ずCOMポートを使用してください。USB−232C変換ケーブルを使って仮想COMポート経由で接続すると書込みができません。ご注意ください。 |
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